ダカーポ
音楽会では教員の演奏もプログラムにあるんだよね。
20人くらいしかいないから、合唱だとさまにならないので
いつもだいたい合奏をやる。
まあ全員教員なわけで、普通のおじさんおばさんじゃないから
ちょっと集まってちゃちゃっと練習すれば
だいたいなんとかなるもんなんだ。
で、今日がその第一回目の練習だったんだけど。
「繰り返しですが、ここにD.C.と書いてありますので
最初に戻ります」と私が説明していると
W先生(三十路♂・むさい)が突然
「いや、マークがあるから、マークのところに飛ぶんじゃないすか」と言い出した。
びっくりだ。
音楽専科ですよ、私、腐ってますがw
「え、何?私に意見するなんていい度胸ね」と言ってやると、
みなさん大爆笑w
「D.C.はダカーポの略で、『はじめから』という意味になりますので
最初に戻ります。そしてこの記号から記号へ飛び、終わります」と
説明を続けてやったがw
ちなみにW先生が言ってるのはビーデ記号といいます。
確かに繰り返し記号のひとつですが
D.C.とは関係ありません。
イタリア語の「vide」(見ろ)からきています。
それにしても・・・あきれたw
わしゃ帰る
5年生。
音楽会の演奏順は
最初が合唱で、次は合奏。
指揮者の私が右手をあげたら、
準備をすることになっている。
最初は合唱だから、
気をつけ→歌う姿勢になるわけだ。
それなのに、
鍵盤ハーモニカの歌口をくわえるバカがいる。
「最初は歌ですね」
もう一回やり直し。
またくわえるバカがいる。
「今度やったらもう帰るよ」
もう一回やり直し。
またくわえるバカがいる。
「ねえ、わざとなの?」
もう一回やり直し。
またくわえるバカがいる。
帰ります。
楽譜
6年生の音楽会の練習中。
O君が、みんなが一生懸命演奏してる中、
リコーダーを吹きもせず、ずっと振り回してた上
ちょっと間違えた子をからかったもんだから
私の怒りが爆発。
舞台から引き摺り下ろした。
「なんでちゃんと練習をやらないわけ?」と聞くと
「わかんないから」とか言いやがる。
ふざけんな。
できなくたってせめて吹く真似くらいみんなしてんだよ。
私は怒りにまかせ、自分の楽譜を
べりっ
と引き裂き、
「この楽譜をオマエにさしあげる!!!!
練習してこい!!!!」と言い渡した。
さすがにびびったようで
担任と一緒に別室でしばらく練習していたらしい。
ああ久しぶりに激怒した。
それにしても
オマエにさしあげる
ってヘンな日本語だったなw
電源
音楽会の練習で忙しくて忙しくてたまらん。
今日も一日中体育館で練習していたんだが
3時間目の3年生の練習の時、
キーボード担当の子が
「先生!音が出ません!」と泣きそうな顔になっている。
「電源は入れたの?」と聞いたら
「入れました!!!」という。
見てみると・・・
延長コードを伸ばして、
プラグをその延長コードのドラム本体に挿しているw
自家発電かよ!
「これでは音は出ませんね」と、
壁のコンセントにプラグを挿してやると
「あ、ホントだ!不思議不思議ー!」と大喜び。
いや、君のアタマのほうが不思議だ。
無言
音楽クラブ員どもの朝練の集まりが悪い。
非常に頭にきたので
朝連の最後にこう言い渡した。
「今日の放課後は残り練習!
必ず集まること!
来ない人は・・・・・・・」
と、来ないバカへの恐ろしい仕打ちを言ってやろうと思ったが
とっさに適当な罰則が思い浮かばない。
「来ない人は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
かなりの間。
「以上。解散」
思い浮かばなかったwまあいいや。
ところが、ふたを開けてみれば放課後練習は異例の集まりのよさ。
結局2名だけかな?来なかったのは。
あとで5年生の担任に聞いたら
「『先生!!!音楽クラブの練習に行かないと!行かないと!!!
早く行かせてください!
行かないと・・・大変なことになるんです!!』って
血相変えてみんなおびえてたよ」って言ってたw
よほど怖かったみたいだ、無言の間がw